記者発表 2020/12/22

2020/12/22 第40回大阪国際女子マラソン記者発表

第40回大阪国際女子マラソン記者発表
2020/12/22

記者発表では一般財団法人大阪陸上競技協会 竹内章専務理事
、公益財団法人日本陸上競技連盟 強化委員会 瀬古利彦マラソン強化戦略プロジェクトリーダーにご登壇いただき、今大会について語っていただきました。

◇ ごあいさつ

◇ 竹内章専務理事

「本日はまことにありがとうございます。人類が経験したことのないような新型コロナ感染症の影響のなかで、大変な状況になった方もおられると思います。ここで全国すべてのところで感染症の被害にあわれた方に、心からお慰めを申し上げたいと思います。

国内外ロードレースの開催も困難な状況ではございますが、新型コロナウイルス感染症の予防策をしっかりととりながら、オリンピックイヤー最初の競技マラソンとして開催できることを大変うれしく思っています。また、支えていただいたところで準備を進めていただいた関係者の方々に、心からお礼申し上げます。

今回は交通規制や沿道での応援等の状況を考えまして、国内選手の参加のみでエントリーの総数は99人。例年の規模からいいますと五分の一程度です。また参加資格3時間10分を、2時間50分にしてエントリーということになっています。大変残念なことではございますが、ヤンマースタジアム長居は無観客、そして、沿道での応援はできるだけ自粛していただいて、テレビ応援をしていただきたいと呼び掛けているところです。

そういった悲観的なこともあるんですが、五輪イヤーの日本のマラソン界、そしてスポーツ界がこの状況を踏み台にして、ますます発展していく。またオリンピックというところで、女子マラソンがメダルに手が届くきっかけになるレースになればと思っています。報道関係の皆様にもさまざまな面でご協力いただきますが、私たちは前向きな気持ちでおりますので、皆さんもそういう形で記事を書いていただければと思います」

◇ 瀬古プロジェクトリーダー

「今回のテーマは『超えろ、チームJAPAN』というふうにしています。選手、関係者、われわれ強化陣が三位一体となって来年の東京五輪を目指す、最初の大会になります。メンバーはあとで発表がありますが、オリンピックの代表である前田穂南選手、一山麻緒選手がエントリーしています。この2人にはぜひこの大会で、2005年に野口みずき選手が達成した2時間19分12秒という記録に挑戦していただきたいと思います。

記録を出すためには選手たちの頑張りも当然ですが、レースを作っていくという部分が不可欠です。今回は大会史上初めて男子選手がペースメーカーを務めてくれることになりました。そのうちのひとりに、世界選手権で4度代表になった、川内優輝君が含まれています。彼はオリンピックの代表選手になれませんでしたが、少しでも代表選手のためになりたいと、引き受けてくれました。この大会で記録を出してオリンピックのはずみにしたいと思っておりますので、みなさんぜひ選手たちの応援よろしくお願いします」

◇ 選手紹介映像発表

◇ 瀬古プロジェクトリーダー

「ビデオも見てもらったのですが、まず一人目、一山麻緒選手、ワコール。MGCでは代表を獲得できませんでしたが、名古屋で国内最高の記録を出したことで選ばれました。オリンピックが一年延びたということですが、その間にトラックで5000メートル、10000メートルともに大幅な自己新を出して、さらなるレベルアップをしたと感じております。もともと雨のなか2時間20分の記録を出したというところで、いい天気になったら10分台は間違いなかったという感じがしました。どこまでの力があるか潜在能力は計り知れません。

2人目は前田穂南選手。記録的には世界との差がある選手ではありますが、トラックで5000メートル、10000メートルと大幅な自己新を出して、いわゆる弱点をしっかりとトラックで克服し、いい記録を出しています。一山選手と同じくらいの力がついたのではないか。一山選手に10000メートルでは勝てていませんがマラソンになれば全く違った戦いになると思います。2人が日本記録を狙っていきます。同じレースでライバルが2人でるということは、いい記録がでる一番の良い環境です。2人で40キロくらいまでいけば、日本記録が出ると思うし、19分台じゃなくて18分台も夢じゃないなと思います。
3人目は岩出玲亜選手。また、ドーハ世界陸上の代表選手3人、谷本観月選手、池満綾乃選手、中野円花選手の3人が招待選手として出場します」

2020/12/22 第40回大阪国際女子マラソン記者発表

● 質疑応答

Q 》

代表選手の2人は五輪本番前にマラソンとしては最後の一本になる。どんなテーマで臨んでほしいか。

A》瀬古プロジェクトリーダー

「この2人には五輪でメダルを期待しています。ただメダルといっても相手はケニアやエチオピアで、強い選手が走ります。この2人に今、足りないのは記録です。自信をもって不安なくスタートラインに立てるためには記録が必要だと思っています。五輪で戦う世界の選手では2時間14分、17分、18分の選手が出ると聞いています。そういった選手とこの2人が争うためには、最低でも2時間20分を切ってほしい。1年延びたことが2人にどうやって出るかなというところで、心配していたが、年齢も23歳、24歳で伸び盛りで、走れば走るほど記録が伸びると思っています。今年、ステージがひとつトラックであがったと思ったなと思います。そういったところで自信になるのではと思います」

Q 》

男子ペースメーカーを起用した理由、意図は。

A》瀬古プロジェクトリーダー

「今回はコロナの関係で、海外招待選手が一人も来られません。いい記録を狙うとなると海外の選手はいたほうがいいが、それが出来なかった。女子選手だけじゃいい記録がでにくい、というところで男子のペースメーカーを呼びました。ルール上どうかというところも大丈夫だというところなので、今回呼んだということです」

2020/12/22 第40回大阪国際女子マラソン記者発表
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